読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本日の日記 崇拝編

本日の日記面識編(http://unaccompaniedrequiem.cocolog-nifty.com/blog/)別館です。勢いで作成してしまったので方向性は未定です

文章だとどうなるんだろう

…あれ?

文章がはっつけられない…?

 

 仕方ない、これでどうだ。

 

10.先輩と呼んでくれ(軽めVer)
自分の隊に入ったばかりの新人、うちは一族きっての優秀な忍びである彼は前評判に偽りなく、まさしく優秀であった。
まだ11歳だとかいう話だがいやにクールで本当に逆に困る。只者ではあるまい。
はたけカカシはぼーっと木の幹に身体を委ねて、ふと息をついた。
「お疲れですね」
飲みますか?とパックの茶を差し出された。繰り返すがいやにクールで本気で困る。どう育てられたらこんなふうに育つというのか。今は亡きうちはの友人との差異に眩暈すらしてくる。どうなってんだろ、ここの一族。おかしいぞうちは一族。
「ああ…悪いね。面倒な任務だったから少し疲れたかな」
己も散々天才だの神童だのクールだの言われてきた身ではあるのだが、しょせん自分は作り物なのだと目の前の部下を見ていると認識させられる。
彼は純血なのだ。たしか下に弟がいるとか聞いたが、弟君も兄貴がこの調子じゃけっこう大変なんじゃないかと変な心配をしてしまう。
「さすがにもう慣れたか?」
「ええ…以前よりは。隊長のおかげです」
惜しげもなく褒めてきやがった。
クールなのだが、この少年は笑う時は思い切り笑う。本当に、どこまでもよくできた人間だ。
俺なんかよりずっと大人だな…と思案して、カカシはまた溜息を吐くのであった。

それにしてもこのところ彼とのツーマンセルが多いかな、と書類を整頓しながら思った。
彼は嫌な顔ひとつせずに(仮面かぶってるけど)キッチリと任務をこなす。頼みやすいのもあり、正直カカシは彼を頼りにしていた。
「ちょっとあいつばかり構いすぎかな」
「実力ありますからねえ、彼」
後輩、テンゾウと食事に出かけた際にぼやくと苦笑をされる。
「暗部はクセモノが多いからな」
「―先輩はいい隊長ですよ。みんな慕ってます」
ゆるい会話が続く。喧噪がどこか遠くに聞こえて、それでもこの平穏な日常がカカシには心地よかった。
いくら暗殺任務特殊部隊とはいえ、戦乱を望んでいるメンバーなどほとんどいない。むしろ逆で、平和な世を陰から支える存在として暗部があるのだと考えている。
「あいつももう少し慕ってくれてもいいんだが」
「え?慕ってるじゃありませんか」
「あいつ、俺の事『先輩』って呼ばないんだよ」
うっかりと言った言葉だが、テンゾウはぶっと吹き出して何故だか腹を抱えた。
「先輩、そういう事気にするんですね」
「なんかなあ、出来すぎてるんだよなあいつ。親御さんよっぽど厳しいのかねえ」
「警務隊長のご嫡男ですしね」
ふわふわとした会話は嫌いではない。
冷静な男だと称される自分の素の顔は、今のところこの後輩にしか晒せそうになかった。

よーく考えてみれば、十近く年上の男に『センパイ』もあるまい。
ましてや彼にそのような少女漫画のような言葉を言わせるのも酷であろう。パワハラとして訴えられても文句は言えぬ。
「た…隊長?平気ですか?」
「うん。二日酔い」
待ち合わせ場所で先に待っていた彼が困惑したように首を傾げた。
水でも飲みますか?買ってきますよ。
つくづく出来た人である。

俺がコイツの弟だったらまず間違いなく道を誤っていただろうな、となんとなく思った。

「ねえ」
「はい?」

「キミの弟くんって、君に似てるの?」